ケーズの実績紹介(開業準備編)
2021.08.24
株式会社ケーズではこれまで数多くの開業のお手伝いをしてきましたが、開業を目指す先生方それぞれが違った環境や立場があり、また目指すゴールの違いがあるため、やはり全ての開業において、「カスタムメイドの対応」を行ってきました。
その中でも多くの先生方にお勧めしてきたことが、「開業の予行演習」をすることです。
分院長で医院のPLやBSを見たことがある先生はどれ程いらっしゃるでしょうか?また、人材の採用や時には退職勧奨、そして患者さんのクレーム対応など本院の院長や本部に任せっきりではありませんか?
「開業の予行演習」とは、単に「一部の権限を渡された分院長」として勤務することではなく、「全ての決裁権を持った分院長」として勤務し、医院のマネジメントに関与していくことを言います。
ケーズは歯科医院の運営マネジメントから歯科医師/歯科医療従事者の人材紹介、そして開業までの歯科領域の全てのコンサルティングを実施しているため、開業準備をしたい先生方に「開業の予行演習」ができるフィールドを準備することが可能であり、そこが先生方の開業を成功に導くケーズの強みでもあります。
【ケーズが考える理想の開業】
- 一通り現場での手技を覚えられた段階でマネジメントに携わることのできる歯科医院への転職をお勧めします。(出来る限り早い方が良いと考えます。)
→転職先でお悩みの場合もケーズが全面的にサポート致します。 - 最低2年は決裁権をもって歯科医院のマネジメントに携わる(開業の予行演習の実施)ことが重要です。
開業後、多くの歯科医師が直面するのが、世間と自身の考え方のギャップ、雇用者(経営者)としての見え方と被雇用者(勤務医)としての見え方のギャップです。この予行演習の期間を使って出来る限りこのギャップを埋める事が重要です。
例えば、機器や材料の購入一つをとっても見え方で判断が全く違ってきます。勤務医時代は何となく「あった方が良い」くらいの感覚で何でも購入をしている方が殆どかと思います。いざ、開業をして経営者となると、費用対効果を常に考える必要が出てきます。この機器を買う事でどれくらいの患者さんが増えて、それが何年後にどれくらいの利益につながるのか、最低限のコスト計算が求められますし、無駄な材料の過剰使用や過剰な時間というコストの浪費で見えないコストの累積が経営を圧迫していくのです。このコスト感覚がないと、現代の歯科過当競争の中、経営を継続することは難しいと言えます。
こういったコスト意識も分院長時代に養い、そのギャップを埋めていく必要があるのです。
- 開業予定日から遡って半年~1年の間は勤務先の雇用形態を非常勤に切り替えておくのも良いと思います。開業物件は水物ですので、良い物件に出会ったらすぐに押さえる必要があります。すぐにでも準備に取り掛かれる準備と心構えは必要です。
かといって、これまで勤務してきた歯科医院に迷惑を掛けてしまうことも絶対にしてはなりません。患者さんの引継ぎなど、しっかりと自身の責務を果たすことが大切です。
歯科医師のキャリアにおいては、医科とは違い「一生勤務医」の立場が難しく、開業は誰もが通らざるを得ない道ではないでしょうか。開業を早期に成功させるためにも、有効な準備期間を過ごされることをお勧めします。
ケーズの開業実例(2019年)
年齢 (開業時) | 支援パターン |
---|---|
40歳 | 開業コンサルティング→医院運営支援継続 |
32歳 | 開業コンサルティング(ゼロ円歯科開業)→医院運営支援継続 |
33歳 | 分院長勤務先紹介→開業コンサルティング→医院運営支援継続 |
52歳 | 開業コンサルティング→医院運営支援継続 |
42歳 | 開業コンサルティング(ゼロ円歯科開業)→医院運営支援継続 |
29歳 | 分院長勤務先紹介→開業コンサルティング(ゼロ円歯科開業)→医院運営支援継続 |
31歳 | 分院長勤務先紹介→開業コンサルティング→医院運営支援継続 |
34歳 | 開業コンサルティング(ゼロ円歯科開業)→医院運営支援継続 |
40歳 | 開業コンサルティング(ゼロ円歯科開業)→医院運営支援継続 |
歯科医師のキャリア相談・開業相談は随時受け付けております。
株式会社ケーズ
歯科開業支援チーム
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歯科開業の教科書 運営事務局
歯科医院の開業と運営に携わる現場コンサルタントが歯科開業に関する「旬」な情報を現場目線でお届けします。