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歯科物件の探し方
2021.08.15

新しく開業する歯科医院の物件を探す手段として、どのようなものが考えられるでしょうか。何より手軽なのは、この時代、ネット検索です。しかしネット検索はひとつの「点」のようなものです。見当をつけるきっかけにはなるかもしれませんが、その場を「面」で理解し、人の動きを「線」で見て、具体的に成否のイメージを掴むためには、やはり実際に現地に通う必要があります。
まずはイメージから 地元か、都会か、その他
開業の場について、大きな部分から絞り込んでいきます。住み慣れた地元。大学時代からずっと暮らしている街。都会に出るのもいいでしょう。その他、ピンポイントで「ここには審美歯科のニーズがあるのではないか」と勘を働かせ、一度見てみるのも方法です。
まだ具体的な部分が詰まっていっていない場合、こういった第一の大きな部分の選択は、何度でも選び直しができます。従来のイメージを引きずって地元でやるよりも、たとえば、結婚して家庭を持ったこの街で、と思い直して物件をあたる方がいいかもしれません。自らの現在の所在地から離れるほど、具体的に物件の見当をつけることが難しくなるので、まずは今いる場所の市場調査をしてみて、物件探しの感覚を身につけてもよいでしょう。いわばひとつの練習です。
インターネットでおおよその情報を掴む
この時代、インターネットで歯科医院新規開業のための情報はいくらでも得ることができます。ネットにテナントの広告が出ていることもあります。また目当てのエリアの不動産会社に問い合わせる手もあります。
ただしネットの情報は必ずしもフレッシュなものとは限りません。実はもう決まってしまっているのだけれど、ダミー的に出されている広告などもあります。その他、リンク集などを辿ると、何を探しているのかわからないような迷路をさまようことになります。
ネットで得られる情報は、多少のレベルまでだと考えるべきでしょう。たとえば「**(エリア名) 歯科医院 物件」と検索して、出てくる情報は、微妙なものです。実際に問い合わせてみると公告がそもそも終わっていたり、まだ募集中でも実際に行ってみるとイメージ通りではないこともあります。
信憑性はもちろん情報の多寡にも、いい意味でも悪い意味でもネットの情報は参考程度。ここにこれだけの歯科医院の開業のポテンシャルがある、と語っていても中身は空疎で、あるいは先行者がいて、ネットの情報のせいで競争が激化していることもあります。
逆に、ネットにはそこまで大した情報は出ていないけれど、行ってみるとテナントの感じも周辺の環境もいいし、地元の不動産屋に聞いてみると意外にたくさん話が出てきたり、という期待も持てます。 参考になる検索ワードとしては「**(エリア名) 歯科 居抜き(またはテナント)」で物件を探したり、「** 歯科医院 新規開業」で地元のディーラーと繋がったり、「** 歯科」で周辺の歯科の軒数や傾向を見ることも。またネットの使い方として、ストリートビューを活用し、ざっと街の雰囲気を掴むこともできます。
まずはそこに何度でも通う
これは歯科開業に限らず、あらゆる事業をスタートする際の鉄則として、何か新しいことをやろうとするときには、その場に日参せよ、です。できれば春夏秋冬、平日と土日、そのときどきのイベントや長期休暇の様子も見て、いわば街の一年の雰囲気を掴まなければなりません。人々の様子、道、たとえばここに建てるとすればアクセスはどうか。細かいところで言えば、中央分離帯がある大通りでは単純に右左折して入ることができないので、そこで若干の減が考えられます。その土地を実際に「面」で見て、人々の動きの「線」を思い描けば、立体的に場を把握し、算段が立てられるはずです。
自分が患者としてそのエリアで歯科医を探ってみるのもいいでしょう。いろいろな歯科医院の雰囲気、院内の患者の層を見て、自らが歯科医としてその場に隠れたニーズに値段をつけられるならば、既存の歯科医院がいくらあっても勝算があります。
貸店舗のチェック、戸建開業にも不動産会社から情報を
歯科医院の貸店舗の情報は、比較的マイナーな部類に入ります。少なくとも一般の賃貸の情報よりは少なく、またこうした情報を専門に取り扱う業者も多くありません。ディーラーを通じてその場の物件を当たるか、自ら不動産屋に行って相談するか、最終的にはそのように話を進めていきます。これは戸建開業する場合も同様です。不動産会社やディーラーとしては、歯科医院の開業は、ぜひお手伝いしたい仕事です。もちろんビジネスとして付き合う相手に支払う費用は発生しますが、その分、現実的で有益な情報を与えてくれます。
まとめると、流れとしては、まず場の選定、そしてネットで見当をつけ、大体のイメージを掴む。ここまでは何度でもやり直せるので、あるいは、いくつか同時並列的に候補地を持つこともいいでしょう。それから、その候補地に何度でも通って、そのときどきの場所の雰囲気を見る。そこで勝算のある計画を立てられるなら、不動産屋やディーラーに相談する、これが一般的な物件探しの流れですが、ここは前後しても良いかもしれません。つまり不動産屋やディーラーを通じて入ってくる情報から精査する、その方が効率的ともいえます。
歯科開業の教科書
編集部
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歯科開業の教科書 運営事務局
歯科医院の開業と運営に携わる現場コンサルタントが歯科開業に関する「旬」な情報を現場目線でお届けします。




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